SaCLaサポーターズ公演レポート「天満敦子ヴァイオリンリサイタル」

2017.11.08更新

コンサート会場の雰囲気って、一種独特のものがある。これから会える演奏者にウキウキ感というか、気分の高揚をおぼえながら、すでにこのひとときから演奏会が始まっている。天満さんおなじみのあのスタイルで、愛するヴァイオリンを片手に登場です。

トークの中で、「このストラディバリウスと出会って30年、結婚して。」とおっしゃっていましたが、「この名器と出会わなかったらば、今日の流れは無かった」と言い切っておいででした。そのお言葉から、天満さんの深い愛情が感じられます。

前半の曲は一気に進んで行きます。なつかしいトロイメライの音色に思わず、感涙です。専門的なことは解りませんが、色んな音があって、ヴァイオリンが唄っている様に思えるのです。初めて天満さんが日本に紹介されたという「望郷のバラード」。そこは天満ワールドです。音楽、ヴァイオリン、曲への思いがひしひしと伝わって参りました。震災後、今も福島県を始め各地を回られて、日本の歌曲を演奏することも多く、この度のアンコールでは、私は初めて経験しましたが、会場から歌声が響いてきました。お客様の感激と余韻を、伝わってくるのを感じながら、私もご一緒に口ずさみました。「雅俗二譚」という曲においては、何故か浮かんできたのは、絵巻の「源氏物語」でした。圧巻というか、本当に素適な音色に酔うリサイタルでした。

SaCLaサポーターズ 広報ボランティア 皆川幸子

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