SaCLa Stage report「東京フィル&宮川彬良のブラボー!名曲アカデミー」

2021.07.01更新

当日は、雷鳴が轟くあいにくの荒天にも関わらず、たくさんの老若男女の音楽ファン、宮川彬良ファンがコロナ対策万全の会場へと足を運んでくださり、約70分あまりの生演奏を楽しみました。

宮川さんの編曲による、『アイネ・クライネ"タンゴ"ムジーク』を皮切りに、ナビゲーターの声優・中村繪里子さんとの軽妙洒脱なMCをはさみながら公演は進んでいきます。2曲目は、胸にしみるピアソラの『リベルタンゴ』。続いて、『マンボNo.5』と『交響曲第5番』のまさに"運命"的つながりでアレンジされた、『シンフォニック!マンボNo.5 ~運命』には、客席から思わず笑い声がもれ、楽しく幸せな時間を共有できました。

その後、宮川彬良さんのお嬢様である宮川知子さんのピアノによる、花をモチーフにした『さくらさくら』、『からたちの花』の2曲が続いていきます。『からたちの花』では、作詞・作曲にまつわる素敵な解説があり、中村さんの心のこもった朗読も相まって、音楽の新しい楽しみ方を提案する宮川さんならではの一幕も目にすることができました。

続くミュージカル曲のパートでは、圧倒的な声量で歌い上げたJKimさんのミュージカルで培った抜群の歌唱力を堪能できました。宮川さんとのMCでのやりとりで、JKimさんが目に涙を浮かべていたのを宮川さんがご覧になって、(宮川さん)「感動されているのですね」、(JKimさん)「いえ、花粉症なのです」というやりとりに、会場は笑いに包まれます。プログラム最後の楽曲『オーケストラの森』では、オーケストラの編成を森の動物たちに例えているという解説が加えられ、当日の荒れた天気に見舞われた森の情景が目に浮かんだのを覚えています。アンコールでは、ピンクのドレスに着替えられたJKimさんが再登場し、鮮やかにコンサートを締めくくりました。

公演後の宮川さんへのインタビューでは、すでに小学校1年生の6歳にして、父親と同じ音楽家への道を決めていたこと、また、作曲家デビューはショー音楽で、その後に数多くのミュージカル音楽を手掛け、作曲では物語性を大切にしていることを伺いました。このようなコロナ禍の時期に、心温まる時間をもてたことに感謝します。

SaCLaサポーターズ 伊佐文江

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